命日が好きな人はまず、いないだろう

私は、いつも知人の命日が来ると
ああ、もうそんな日になるのか
と、まず思う。
当然、あまりいい気分ではない。

私が命日を忘れないのは
（実際の所、身内とか友人とかの命日は忘れられないと思うが‥）
誕生日と命日がまず一番その人を思い出す可能性が高いからだ。
まあ、それとは別に固有の思い出もあると思いますがね


命日に追悼すると言う事はとても大事だと思う。


いや、勿論逆に思い出したくももない日でもあると思うのですが
それは普通。
命日というものが嫌いでも否定したりはしない。
むしろそんな人は心が優しいんだろうと思うくらいだ。


でも命日というのはその人の生きてきた軌跡である。
その事実だけは知らなければいけない。

”追悼”という言葉の意味には
「死者の生前をしのび、その死をいたみ悲しむこと。」
と、ある。
私はもしもそれが自分の事になったのなら悲しんでほしいとは思わない。
でも、忘れないで欲しいと
きっとそう思うと思う。


生きている私たちはその人の死を正面から受け止めなければいけない。
身近な人、動物、その人にとって大事な人なら時間はかかると思う。
実際私は未だに祖母の死を受け止めきれていない。
今年で七回忌だというのに‥祖母に申し訳ないと思う。
でもどうしても未だに思うのだ。
あの人が住んでいた所に行ったらまた会えるんじゃないかと。
叶わないとわかっていても。


最初にも言ったが私が命日を忘れないのは
誕生日と命日がまず一番その人を思い出す可能性が高いからだ。
そして同時に

命を一番尊いと思える日だからだ。

少なくとも私はそう。
この二つのどちらかを覚えているだけで
私はその人を絶対に忘れる事ができない。
その人が此処に在ったという証を自分の中に刻みつけられるからだ。


生まれた日と死んだ日は同価値と思いたい。
それは今の私の考え方だ。





誕生日には「生まれてきてくれてありがとう」と、言えばいい。

命日には「生きていてくれてありがとう」と言えばいいと思う。

”貴方が生きていた事を忘れない”、と
”命を尊いと想う心を忘れない”、と

---

曹操さまの命日を向かえ、思った事をツラツラ並べてみました。
長々暗い（しかもまとまりのない）日記を書きましてスミマセンでした。
つーか自分が死んだら、なんて例えでも書くもんじゃない（なら、書くなよ）
普通に死にたいとか思ってませんから。
本気にしないでね。（特にオフ友さん達）
でも、例で出しただけでも「そんな事を言うな」と言ってくれる友人がいることが嬉しい。